興福寺の阿修羅像

興福寺の本尊は、釈迦如来像で、周りを十大弟子と八部衆が守ります。これらを作らせたのは、光明皇后。聖武天皇のお后で、711年に母親を亡くした時に弔いのために西金堂(さいこんどう)を建て仏像を安置しました。そのうちの1体が阿修羅像です。
光明皇后は母親を亡くす直前に、生後間もない子供を亡くしています。両陛下の悲しみは深かく、興福寺の阿修羅像が少年のようなのもそのせいかもしれません。